パーキンソン病〈リハビリ・マッサージ〉


12月に入り、冷え込みが強くなってきましたね・・!


引き続きパーキンソン病について、今回はリハビリテーションやマッサージについてお話します。




▼パーキンソン病のリハビリ・マッサージ



病状の進行に伴い、身体機能が低下していくパーキンソン病。

薬物療法のみでは運動機能の低下を防ぐことはなかなか難しく、悪化を防ぐためにはリハビリテーションが重要になります。

また運動機能低下に伴い、血流が悪くなることで不定愁訴や痛みが生じやすくなるため、マッサージにより循環を改善することも併せておすすめします。


運動・リハビリテーション・マッサージはそれぞれ専門の理学療法士やマッサージ師の手を借りることで、モチベーションが下がっている際にも、継続して行うことができます。

また自己流でなかなか結果が出なかったり逆効果になってしまうリスクが軽減するでしょう。


負荷の少ない運動でお体の状態を安定させていくには、できる限り毎日もしくは2日置きくらいにリハビリを行うこと・簡単なセルフケアを行うことで、よりよく維持していくことが可能です。




ですが意欲低下もパーキンソン病の症状の一つです。


出来なかったからといって焦ったり落ち込まなくても大丈夫です。


一人だけで頑張ることはしないで、ときにはお休みしてもいいのです。



周りを頼ったりお話したりして気分転換をするのも、リハビリの一つです。

無理せずにいきましょう。



【パーキンソン病の重症度にあわせた運動】


(一例)

Ⅰ~Ⅱ度・・・座位で下肢の運動、ウォーキングなど

Ⅲ~Ⅴ度・・・立ち上がりの訓練、簡単な体操、手足の運動、パタカラ体操

運動が不慣れな方、重症度が高い方は専門家とともに行いましょう


・トレーニングの例

以下画像資料は

自主トレばんくさんより、お借りしています。




※イラスト資料  自主トレばんく 様

https://jishu-tre.online/



立ち上がり訓練などの下肢の筋力トレーニングを行うと、歩行や立位に重要な筋力を維持・向上させ、転倒防止が期待できます。

また、前傾姿勢を防ぐために上半身を柔軟にすることで、姿勢の改善に繋がります。

このように全身は繋がっており相互作用で機能しています。


軽い体操など全身運動を定期的に行うことで、病状の悪化を予防したり、進行を緩やかにすることができます。



▼マッサージ


もみ返しを防ぐために強く押さず、慣れないうちは必ず”さする”だけにしましょう。

重症度が高かったり骨粗鬆症がある場合には、専門家に相談・依頼してください。


セルフケアの揉みほぐしは週2~3回、各部位5~10分程度行い、やや物足りない~心地よいくらいの刺激に留めると、リラックス効果のため良い効果が出やすいです。


・背中~腰のマッサージ

座りっぱなしになると特に凝りやすく、背中が凝ることで自律神経の働きが低下しやすくなります。

背部~腰部は体の姿勢保持にも重要な筋肉が多いです。


・頸部~鎖骨まわりのマッサージ

ほぐすことで飲みこみの筋がスムーズに動き、姿勢改善に繋がることで誤嚥予防になります。また首まわりの凝りは不定愁訴の原因となりやすいです。

神経や血管が通っているため、セルフケアではさする(軽擦)ことを中心にかなり軽い力で行います。


・下肢のマッサージ

膝など歩行において重要な関節の拘縮を緩和し、転倒のリスクを軽減します。冷え・痛みを和らげるようにやさしく行います。





リハビリとマッサージを行い、ご自身を労わりながら、良い方向へ向かえるといいですね。


パーキンソン病については簡単でしたが今回が最後となります。

難病と向き合うことはお辛い面も多いと思います。

少しでも日々がんばっている方々のためにお役立ていただければ幸いです。





訪問医療マッサージを導入する際には、医療保険を利用するため、かかりつけの医師の同意書を書いていただく必要があります。

重症度によりますが、週に2~3回の施術をおすすめしています。

近隣でお悩みの方は当院にご相談ください。

(対象訪問地域:栃木県足利市、佐野市、群馬県太田市、邑楽町、大泉町、館林市)